釣りは危険なスポーツ
こんばんは。釣り神様です。
今日は釣りをする上で一番気を使うべきポイントである、安全対策について書いていきたいと思います。
釣りをある程度された方なら海、川、湖問わず危険な経験をされた方多々いらっしゃるのではないでしょうか?
釣り堀は別にして、釣りは自然相手です。
日や時間によって波の高さは変わり、風向きも変わる。同じ条件はなくその環境を楽しみながらターゲットを釣り上げる。それが釣りの醍醐味でもあります。
ただ、それも安全対策が万全であってからこそ。
釣りは危険と隣り合わせだと言うことをまずは肝に銘じることが重要です。
初心者の方はもちろん、ベテランの諸先輩方も釣りに行く前にそこに立ち戻っていただければと思います。
釣りの怖かった経験ベスト3
ここで私の2年間の釣り生活の中で怖かった経験ベスト3を発表したいと思います。
みなさんもご参考に。自分自身にも言い聞かせる意味でも綴っていきたいと思います。
ベスト3:テトラポットから落下
それは、一人で真夜中のテトラ帯からシーバスを釣っていた時でした。
有名ポイントには珍しく、人があまりいません。
新月周りで辺りは漆黒の闇に閉ざされていました。ちょっと不気味だなと思いつつ、大潮の上げ8分。期待感を膨らませながらキャストを続けていました。
テトラは前日からの雨にしっとり濡れ、若干滑りやすくなっています。
ただ、フェルト地にピンスパイクの長靴を履いていたので、大丈夫と高を括っていました。
潮目が暗い中でも若干見えたのでその方向へ体を捻りながらフルキャストした瞬間です。
足元が滑り、気づくとテトラの下に落ちていました。
幸い海に落下することは免れたものの、2m下のテトラに落ち、這い上がるのが大変だった記憶があります。
ちなみにその落下でツインパワーのハンドルが折れました。
ベスト2:高波にさらわれかけた
真冬の波浪警報が出ていた早朝、白い息を吐きながら悴む手をホッカイロでごまかしながら青物狙いのショアジギングをしていた時でした。
波浪警報が出るくらいで、防波堤はたまに大きな波に洗われていました。
このくらいなら大丈夫。しかも波浪警報のおかげで人がいないぜ!ラッキー!
と馬鹿な私と後輩。確かにその日は調子がよく、60cmのガンドに始まり青物を二人で15本ほどキャッチしていました。
その時です。それまでの波に高さの3倍くらいの波がきたのです。
自分の頭を1m程度超えるような波で、たまたま近くにあった灯台の手すりに掴まって波にさらわれるのを回避できました。
その時後輩はちょうど車に戻っていて危険な目にあわずずぶ濡れになっている私を見て海に落ちたんですか?と真顔で聞いてきたくらいでした。
ベスト1:高速艇に巻き込まれ海に落下
これは釣りを始めて2ヶ月くらい経った頃の出来事です。
漁港内でエギングをしていました。沖の根周りを攻めていた時です。高速艇が走ってきました。
ラインは海中だし、大丈夫だろうと思って回収せずにフォールさせていました(実は浮力のあるPEなので海面に浮いていた)。
高速艇が近づき、ラインがあるだろうところを通っていきます。
するとなんと言うことでしょう。ラインがものすごい勢いで出て行くではないですか!!
ななななんだ!もしかして巻き込まれた?一気にラインが出ていき(あまりラインを巻いていなかった)あたふたしているうちにスプールが空に。
そのまま糸が切れるだろうと思っていたのに切れずロッドを持っていかれるのが嫌で海に落下しました。
友達には爆笑され、自分は何が起こってなんで海に落ちているのかよくわからずパニックになっていました。
その頃高速艇ははるか彼方に米粒のようになっていました。
番外編:墓地に囲まれた夜釣り
私はよくグーグルマップの航空地図を頼りに良さげなポイントを探します。
ちょっと遠出をすることも多々あります。そして夜釣りが大好きなのです。
ある日奥様からの許しをいただき、かなり遠い場所のポイントに向かいました。
ずっと前から目星をつけていたポイント。絶対の自信がありました。
ポイントの近くにつき雑木林を抜けていきます。
するとなんと言うことでしょう。目の前に墓地が現れたのです。しかもかなり大きな霊園が。時間は夜中の22時。怖がりな自分は帰ることも一瞬考えました。
しかし1時間高速を飛ばして遥々きたのです。
諦めることはできませんでした。霊園を走って抜け、海に出ました。
確かにそこはキジハタの宝庫でしたが、幽霊が怖くて丑三つ時を待つ前にまたダッシュで霊園を抜け逃げ帰った記憶があります。
それ以来そこには近づいていません。
優先すべきは万全な安全対策
赤裸々に自分の経験を語りましたが、2年間と言う短い期間。しかも比較的安全な場所で釣りをしている私の経験なのです。釣り歴うん十年、磯やオフショア等をメインフィールドとされている方々はもっと危険な経験をする可能性が高いです。
良いロッド、リールを揃えることは大事です。
初心者は特に優先的にそちらに投資するでしょう。
しかし、何かあったらどうしますか?何かあった時のリスクを最小化することがまず必要です。
最低限、ライフジャケット、スパイクブーツは用意しましょう。
磯場に行かれる方は、ヘルメットも必需品です。
私が高速艇に巻き込まれて海に落下した時は、ダイワの4万くらいのゲームベストを着用していました。そのおかげで、落ち着いて海面に上がることができました。
危険な目にあうことは絶対あると思います。ただ、危険な目にあった時に怪我を最小限にするだとか命を落とす危険性を最小化することは最低限努力していただきたい。
たまにテトラポットにライフジャケットも着用せず、サンダルで乗っている人がいますが、勘弁してください(女性でピンヒールの人もいました)。
死亡事故が起こった時は、自分や自分の家族だけでなくその釣り場が閉鎖される可能性も考えると様々な人に影響が出ます。
そのあたりをしっかり考えて釣りをしていただきたいと思います。
少々熱くなって説教臭くなってしまい申し訳ないですが、皆さん安全を最優先に楽しく釣りをしましょうと言うことだけが言いたかったのです。
それでは今日はこの辺りにしておきます。
お休みなさい。